唾液中の酸素O2の大切さ

唾液中の酸素O2の大切さ-その1-

魚を水槽で飼っていると綺麗だった水も魚の排泄物やエサの残りかすで水質が悪化し腐敗菌が繁殖し二酸化炭素CO2やアンモニアが増え酸素を嫌う嫌気性菌が増えます。
すると水に溶けている酸素濃度が低下し魚が呼吸困難で死んでしまうのでエアレーションでO2を供給しています。
酸素を供給すると水槽の中の好気性菌という酸素を好む菌が増え、水を浄化し水槽の中の環境を保っているのです。

唾液中の酸素O2の大切さ-その2-

私たちの口の中と水槽の中は同じような生物濾過、連鎖がおこなわれています。
しかし、私たちはお口の中に殺菌剤を使用します。殺菌剤により殺菌されるのは嫌気性菌ではなく好気性菌です。
お口の中で嫌気性菌は歯周症を悪化させ、口臭の原因となります。
好気性菌は歯周症を改善し、口臭も軽減します。歯磨き剤の殺菌剤はまず好気性菌に大きな影響を与えます。
でもインフルエンザウイルスや、他の健康を害する細菌などは歯磨き剤やうがい薬程度の殺菌剤では死にません。
うがいは水か塩水が良いと思います。

唾液中の酸素O2の大切さ-その3-

私たちは水槽と同じ多種多様の微生物により生かされています。お陰様の微生物を殺菌剤で殺そうとしています。
水質の劣化した水素に殺菌時をいれるでしょうか?入れれば水質は浄化されるでしょうか?
入れたら魚はどうなるでしょうか?水質の安定も魚の健康も水槽内の細菌や微生物のバランスで成り立っています。
お口の中も一緒です。
大切なのはお口の中の全てのバランスが調和されることです。口の中の常在細菌は絶対に無菌にすることは不可能であり、それができた時には生命の危険になります。

唾液中の酸素O2の大切さ-その4-

私たちのお口の中はほとんどの方がドライマウスで唾液が出なくなったり、化学調味料や化学薬品、合成界面活性剤などの刺激物で身体にせっかく取り込んだ酸素が破壊されたり、はがれた粘膜で唾液が濁っています。
唾液が腐敗し酸素濃度が下がり、腐敗菌(嫌気性菌)が増えます。
この菌が歯周病を悪化させ口臭も作ります。
酸素が十分であれば浄化細菌である好気性菌が活発になり歯周病を改善し口臭もなくなります。

関連記事

  1. 唾液について